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【さらば愛しき人よ】声優、大塚周夫氏 「ブロンソン」「ねずみ男」「ゴールド・ロジャー」…“声の彫刻家”亡くなった日も「収録」

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【さらば愛しき人よ】
声優、大塚周夫氏 「ブロンソン」「ねずみ男」「ゴールド・ロジャー」…“声の彫刻家”亡くなった日も「収録」

 ニッポン放送「ゲゲゲの鬼太郎のオールナイトニッポン」の収録で。(左から)中川翔子、ねずみ男・大塚周夫、鬼太郎・野沢雅子、目玉おやじ・田の中勇、佐野史郎の各氏=平成18年、東京・有楽町(長崎右撮影)

 先輩俳優である森川信さんの影響で自在な「間」を体得しようと寄席に通った。趣味はヘラブナ釣りだが、釣り仲間の言動を観察して、「間」を研究した。

 2004年、朝日新聞でこう語っている。「ある若手が、声の仕事は塗り絵みたいなものだって言った。決められた所に決められた色をあてはめる、という意味でしょう。僕は絶対違うと思う。彫刻なんだ。声でその役に立体感をださなきゃ意味がない」

 まさに声の彫刻家として歩んだ後半生だった。長男の声優、大塚明夫さんによると、亡くなったその日も吹き替えの収録をしたという。

 おおつか・ちかお 2015年1月15日、虚血性心不全により東京都新宿区の病院で死去。85歳。

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