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【さらば愛しき人よ】声優、大塚周夫氏 「ブロンソン」「ねずみ男」「ゴールド・ロジャー」…“声の彫刻家”亡くなった日も「収録」

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【さらば愛しき人よ】
声優、大塚周夫氏 「ブロンソン」「ねずみ男」「ゴールド・ロジャー」…“声の彫刻家”亡くなった日も「収録」

 ニッポン放送「ゲゲゲの鬼太郎のオールナイトニッポン」の収録で。(左から)中川翔子、ねずみ男・大塚周夫、鬼太郎・野沢雅子、目玉おやじ・田の中勇、佐野史郎の各氏=平成18年、東京・有楽町(長崎右撮影)

 63歳のとき、体力低下などの理由から俳優を引退し、声優に専念する。声優としての当たり役は数多い。日本では、男性用化粧品のCMで広く知られた米国の俳優チャールズ・ブロンソンの吹き替えをはじめ、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男、「チキチキマシン猛レース」のブラック魔王、「美味しんぼ」の海原雄山、「ワンピース」のゴールド・ロジャー…。

 昭和40年代にテレビで洋画を楽しんだ日本人なら、著名俳優の吹き替えを誰が担当しているかそらで言えたはずだ。アラン・ドロンなら野沢那智、クリント・イーストウッドなら山田康雄、マリリン・モンローなら向井真理子、オードリー・ヘプバーンなら池田昌子、そしてブロンソンなら大塚さん。この組み合わせは絶対に崩せない。

 大塚さんは男らしさの権化であるブロンソンと完全に一体化していた。多くの視聴者は大塚さんはブロンソンに似た風貌をしていると勝手に思いこんでいたように思う。同じように向井真理子はセクシー、池田昌子は清楚(せいそ)な美貌を持った女性に違いない、と感じていた。

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