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【日本の議論】「中学入試に英語」が急増している事情

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【日本の議論】
「中学入試に英語」が急増している事情

 さらに近年は英語教育に熱心な家庭が多く、小学生のうちから英会話教室などに通わせたり、英検を受けさせたりするケースが増えていることや、国内のインターナショナルスクールなどに通う生徒からの受験希望があることも要因となったという。

 問題は筆記のみで、レベルは英検準2級から2級程度。数多くの問い合わせがあり、学校説明会などでは保護者から「こういう入試を待っていた」と歓迎する声も出たという。

 同校では昨年から、帰国生を対象とし、英語も選択できる帰国生入試も導入。松尾教諭は「グローバル人材を育成するため、入り口から変えていこうという取り組み」と説明する。

高校での募集やめ帰国生入試始めるケースも

 海城(東京都新宿区)では23年から、それまで実施していた高校からの募集をやめ、代わりに募集定員30人の帰国生入試を始めた。目的は「グローバル化の中で多様性に対する感受性や寛容性、共生のための能力を培うため」(中田大成教頭)で、合格した30人は、一般入試合格者とともに全8クラスに均等に割り振っている。

 昨年からは、その帰国生入試に、英語を選択できるように変更した。受験生の保護者からの要望があったためだけでなく、将来、一般入試に英語を導入することになった場合の準備的側面もあるという。

 中田教頭は「将来、英語が教科化されると、帰国生に限らず、英会話学校などで高い英語力を身に付けた生徒たちと、週1、2時間程度しか勉強してこなかった生徒との間に大きな差がつくことが予想され、どう対応していくか準備する必要がある」と話す。

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