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【北海道検索中】おまかせ「1万円選書」に注文殺到 砂川市の書店「雑誌や新刊でなく、本を売りたい」

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おまかせ「1万円選書」に注文殺到 砂川市の書店「雑誌や新刊でなく、本を売りたい」

いわた書店の岩田徹社長=北海道砂川市

 本が売れない、街の書店がつぶれていく、という声をよく聞く。全国的に本の売り上げは減少する一方。日本著者販促センターの調べでは、この15年間で書店数は8353店減の1万3943店(2014年5月現在)となっている。

 そうしたなか、北海道砂川市にある小さな書店「いわた書店」で行っているのが「1万円選書」だ。1万円分のオススメの本をおまかせで頼むサービス。

 このユニークな取り組みがテレビで紹介されると、話題になり、全国から申し込みが殺到した。注文をさばくことができないため、現在は受注を中断している。

 いわた書店の岩田徹社長(62)は「昨年8月末のテレビで紹介され、1週間で250件の申し込みがあった。すぐに締め切ったが、処理するのに半年かかった。今年も、すでに340件を超えたので締め切ろうと思っている」と話す。

きっかけは先輩の応援

 1万円選書のきっかけは、高校の同窓の先輩から、書店の経営を応援する意味で「これで面白そうな本を見繕って送ってくれ」と1万円を渡されたことだった。そういう先輩らが3、4人いた。

 岩田さんは大の本好きだ。できればずっと本を読んでいたいくらいだが、今は1万円選書の作業があまりにも忙しく、時間を作り出すのが大変だ。「朝、一時間、必ず時間をつくるようにしている」が、それも限界に近い。

 1万円選書は10年ほど前に開始。一度のテレビ放送で250人が申し込んできた。「(潜在的に)お客さんはいたわけですよ。面白い本を探しているわけですよ」と岩田さん、本もまだまだ捨てたもんじゃないと感じている。

 お客さんとは、メールや手紙でのやりとりでこれまでどんな本を読んできたのか、どんな本を面白いと感じたのかを教えてもらう。つまり、ひとりひとりのカルテを作る。

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