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【防衛最前線】(14)「対中防衛」の命運握る陸自最新鋭部隊の「13式空挺傘」

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【防衛最前線】
(14)「対中防衛」の命運握る陸自最新鋭部隊の「13式空挺傘」

 1月11日、中谷元(げん)防衛相は陸上自衛隊習志野演習場(千葉県船橋市など)にいた。陸上自衛隊唯一のパラシュート部隊・第1空挺団の「降下訓練始め」を視察するためだ。

 空挺団は航空機から落下傘で降り立ち、領土侵攻を食い止めることを目的とした陸自最精鋭部隊だ。過酷な任務を課されているだけあって、陸自内でもえりすぐりの自衛官がその門をたたくことを許される。ある陸自隊員は「空挺団は他の部隊と雰囲気が違う。ピリピリしていて、同じ自衛官でも敷地内に足を踏み入れると緊張する」と漏らす。

 陸自隊員も恐れる“つわものども”の命運を握っているのが、最新型パラシュート「13式空挺傘」だ。平成26(2013)年に陸自に導入され、通称「13傘(ひとさんさん)」。昨年11月に空挺団へ本格配備された。

 13傘の能力は、初お披露目となった今年の降下訓練始めで遺憾なく発揮された。12年に導入された前世代型「空挺傘696MI」(通称・12傘=ひとふたさん)を使う隊員が輸送機の片側からしか降下しないのに対し、13傘を使用する隊員は輸送機の両側からダイブしていく。この結果、13傘を使った部隊は大量の隊員を目標地点に送り込むことが可能になる。

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