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【経済インサイド】「羽田空港アクセス線構想」JR東“前のめり”の皮算用 他の新線構想「牽制」との見方も

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【経済インサイド】
「羽田空港アクセス線構想」JR東“前のめり”の皮算用 他の新線構想「牽制」との見方も

 JR東日本が、東京都心と羽田空港を乗り換えなしで往来できる鉄道路線「羽田空港アクセス線構想」の実現に前のめりになっている。昨年8月に構想を発表したが、これまでに社内での基礎的な検討作業はほぼ終わり、「建設は可能」と冨田哲郎社長は意気込む。構想実現に並々ならぬ意欲を示すのは、人口減少時代でも、同社の運輸収入の約7割を占める首都圏の在来線を強化することで輸送量の増加につなげたいという狙いがある。ただその一方で、「他の新線構想に対する“牽制(けんせい)”では」といった冷めた見方も出ている。

「建設は可能」と断言

 「建設する上での物理的な要件についての検討作業は終わりつつある。建設することはおそらく可能だと思う」。冨田社長は1月上旬、産経新聞のインタビューに対し、進捗(しんちょく)状況をこう説明した。

 「物理的な要件」で最大の課題となるのが、羽田空港の地下にトンネルを掘り、空港の直下に新たな駅をつくることだ。「最終的には国の判断が必要」(冨田社長)としつつも、JR東日本が独自に進めてきた検討作業では、地下空間を十分に確保した上で、航空機の離着陸や滑走路の運用を妨げることなく工事が可能だとみているようだ。

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