産経ニュース

【千葉の議論】「道路壊れた」「ヘビ出た」…街走り回った松戸市「すぐやる課」の45年

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【千葉の議論】
「道路壊れた」「ヘビ出た」…街走り回った松戸市「すぐやる課」の45年

元市長・松本清氏の書は、すぐやる課の45年間変わらぬ指針だ=松戸市役所

 スズメバチの生態研究を欠かさないという安孫子さんは「近所の人に見守られて作業をすることもたびたび。市民の期待と信頼を感じて感激」と話す。

全国自治体に広がり

 昭和52年には舞台を西東京に置き換えたテレビドラマにもなって注目が集まり、同様の組織が全国300以上の自治体に作られた。リストラや市町村合併のほか「縦割り行政の改善で役割を終えた」と廃止が相次ぎ、松戸市でも廃止論が何度か出たが、そのたびに「すぐやる課は市民を大切にする松戸市政のシンボルだ」の声が高まったという。

 高齢化による新たなニーズで役割が見直され新設の動きもある。お隣の東京都葛飾区では平成22年4月にスタート。名前は違っても「すぐやる課」と同じ趣旨の組織が各地に作られている。「松戸発」の住民サービスは全国で好評だ。

すぐやる課の45年間

 昭和44年10月6日 職員2人で発足。初日に16件、2日目に44件の要望があったため、9日から3人増員して5人体制に。45年10月までの1年間の処理件数は2702件

 47年3月 「すぐやる課音頭」誕生

 49年12月 「すぐやる課長奮戦記」東京コマ劇場で上演

 52年7月 テレビドラマ「すぐやる一家青春記」放送開始

 平成13年8月23日 処理件数が10万件突破

 21年10月6日 市民会館で40周年記念イベント

 23年12月 「小学校通学路パトロール」開始、危険場所を改善

 ※25年度の処理件数は2810件(土木1016件、清掃237件、動物関係1369件、その他188件)。累計処理件数は14万2189件。

このニュースの写真

  • 「道路壊れた」「ヘビ出た」…街走り回った松戸市「すぐやる課」の45年

「ニュース」のランキング