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【映画展望】「スタジオが閉鎖されるところだった」ディズニー映画はどうやって再生したか 『アナ雪』から『ベイマックス』快進撃の理由

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【映画展望】
「スタジオが閉鎖されるところだった」ディズニー映画はどうやって再生したか 『アナ雪』から『ベイマックス』快進撃の理由

 NHKで昨年11月に放送されたドキュメンタリー番組「魔法の映画はこうして生まれる~ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション~」でも当時のディズニーのスタジオは「深刻な事態に陥っていた」「映画作りは経営陣主導で製作現場は活力を失っていた」と紹介。ラセター氏が自由に発言できる雰囲気作りに励んだと明かしている。

「わかりやすさ」を追求 第三者の声を聞く

 その象徴ともいえるのがディズニー映画に携わる社内の全ての監督や脚本家たちに試写を見せ、作品について議論する場を設けたことだ。「魔法の映画-」では、この議論の場を撮影。映画「ベイマックス」の試写を見た「アナ雪」の監督が「(重要な)シーンに引っかかりを感じない」と単刀直入にアドバイスしている姿を映し出した。

 こうした発言を受け止めたラセター氏は「私たちが伝えたいことが映画になっていないということだね」とポツリ。第三者の意見を取り入れながら客観的にわかりやすく描こうと努力を重ねている様子が伝わってきた。

 映画「ベイマックス」の舞台は日本と米・サンフランシスコを融合させた架空都市「サンフランソウキョウ」。日本人の父と米国人の母の間に生まれた14歳の少年、ヒロとケア・ロボット、ベイマックスの絆(きずな)を描く。3歳の時に両親を亡くしたヒロは兄や親戚(しんせき)と暮らしていたが、兄が事故で死去。落ち込むヒロの前に、兄が残したケア・ロボットのベイマックスが現れる。

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