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【映画展望】「スタジオが閉鎖されるところだった」ディズニー映画はどうやって再生したか 『アナ雪』から『ベイマックス』快進撃の理由

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【映画展望】
「スタジオが閉鎖されるところだった」ディズニー映画はどうやって再生したか 『アナ雪』から『ベイマックス』快進撃の理由

 ディズニーのアニメーション映画の快進撃が続いている。映画「アナと雪の女王」(アナ雪)の大ヒットに続き、昨年12月20日に公開された映画「ベイマックス」も米国で数々の映画賞にノミネートされた。今年1月3、4日の日本国内ランキングでは「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」(昨年12月20日公開)を抑えて「1位」(興行通信社調べ)になった。2006年にアニメ映画製作会社「ピクサー・アニメーション・スタジオ」を買収した新生ディズニー。躍進の理由には、スタッフの「自信の回復」があった。

(竹中文)

 映画「ベイマックス」は昨年11月初旬に米国で封切られた。米調査会社「ボックス・オフィス・モジョ」の調べによると、公開日から3日間で5600万ドルを突破し、そのランキングで初登場1位を記録。アニー賞7部門にもノミネートされている。

自信喪失もピクサー買収で復活

 ディズニー躍進の背景には2006年のアニメ映画製作会社「ピクサー」の買収がある。それまでに、ピクサーは「トイ・ストーリー」(1995年)、「ファインディング・ニモ」(2003年)といった大ヒット映画を手掛けてきた。アカデミー賞の常連でも知られる。買収後、ピクサーの看板製作者、ジョン・ラセター氏が、ディズニーとピクサーの2大アニメーションスタジオのチーフ・クリエーティブ・オフィサーを兼任している。

 昨年秋に来日したラセター氏は新作発表会で、当時の「ウォルト・ディズニー・スタジオ」のスタッフたちは「良い作品を作る自信を失っていた」と振り返り、今のディズニーのスタジオの活気あふれる映像を見た後で「スタジオがもう少しで閉鎖されるところだったこともありました」と涙ぐんだ。

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