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【日本の議論】オートレース発祥の地「船橋オート廃止決定」のショック…ガラガラのスタンド、苦境の公営競技、消えゆく“昭和の遺物”

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【日本の議論】
オートレース発祥の地「船橋オート廃止決定」のショック…ガラガラのスタンド、苦境の公営競技、消えゆく“昭和の遺物”

平成27年度末の廃止が決まった船橋オート。迫力のあるレースが展開されるが、スタンド席にいるファンはまばらだ=千葉県船橋市浜町(大島悠亮撮影)

 県によると、船橋オートの入場者数は平成4年度に最多の約113万6千人を記録したが、25年度は約15万4千人にまで減少。車券売上額も2年度の約744億円をピークに減少傾向に転じ、25年度は7分の1程度の約103億円にまで落ち込んだ。

 売り上げ減に伴い、今年度収支は約2億7千万円の不足で、来年度はさらに約3億8千万円まで拡大する見込みだという。

 佐々木さんは「若い頃にレースの迫力のとりこになって、勝つとすごくうれしかった。楽しみが無くなるのは悲しいね」と、幾多の名勝負や名選手を生み出したレース場との別れを惜しむ。

 都内の男性会社員(52)は「発祥の地だから、ショックは大きい。廃止の日まで遊びに来たい」と話す一方で、「存続するために、もっと早く何か手を打てなかったのか」と不満を漏らした。

選手も知らない突然の廃止決定

 「船橋オート廃止」は単年収支が赤字に転じた10年度ごろから水面下で議論が進んでいた。26年8月初旬、一部で「廃止」が報道されると、その3日後に選手会や関係者に廃止が通達され、同月中旬に正式発表された。

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