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【日本の議論】オートレース発祥の地「船橋オート廃止決定」のショック…ガラガラのスタンド、苦境の公営競技、消えゆく“昭和の遺物”

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【日本の議論】
オートレース発祥の地「船橋オート廃止決定」のショック…ガラガラのスタンド、苦境の公営競技、消えゆく“昭和の遺物”

平成27年度末の廃止が決まった船橋オート。迫力のあるレースが展開されるが、スタンド席にいるファンはまばらだ=千葉県船橋市浜町(大島悠亮撮影)

 近年厳しい経営が続いていた公営競技「船橋オートレース」(千葉県船橋市)を共同施行する千葉県と船橋市は平成26年8月、同レース場の廃止を発表した。船橋オートは昭和25年に全国で初めて設置された「オートレース発祥の地」。選手会や一部のファンが署名活動で存続を訴えているが、県の担当者は「売り上げが上向かないと存続は難しい」と断言。公営競技に詳しい識者は「船橋オートレースに限らず、多くの公営競技は経営に苦しみ、その役割を既に終えている」と指摘する。(千葉総局 大島悠亮)

「SMAP」の元メンバーも一線で活躍

 「俺がレースで遊び始めた約30年前はスタンドはファンで一杯だったよ。すごい熱気だった。だけど、今じゃガラガラだよね」

 昨年12月中旬、レース場を訪れていたファンの一人、佐々木弘さん(74)=同県八千代市=は寂しそうにつぶやいた。船橋オートの廃止決定後も、熱心なファンがレース開催日に駆けつけているが、スタンド席は空席が目立つ。

 オートレースは、基本的には8台のオートバイが1周500メートルのコースを左回りに6周して着順を競うもので、人気グループ「SMAP」の元メンバー、森且之選手も一線で活躍している。

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