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【日本の議論】不認可「幸福の科学大学」騒動今も…まもなく完成する巨大キャンパス、地元は「幸福の科学村になってしまう」と警戒

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【日本の議論】
不認可「幸福の科学大学」騒動今も…まもなく完成する巨大キャンパス、地元は「幸福の科学村になってしまう」と警戒

竣工間近のハッピー・サイエンス・ユニバーシティの校舎、奥にはピラミッド型の礼拝堂が見える=平成26年12月19日、千葉県長生村(山本浩輔撮影)

過去には固定資産税問題

 関係者によると、HSUのキャンパス部分を含む31ヘクタールに及ぶ広大な土地を幸福の科学が入手したのは平成20年4月のことだった。村ではこの土地の固定資産税をめぐって、さまざまな議論が交わされてきた経緯がある。

 当時の村長は、「専ら宗教の用に供する土地」として課税はしない方針だったが、村議会や住民からは「草も生え放題で、宗教の用途で使用していない。課税すべきだ」との声が多く上がるようになった。24年6月の村長選では、新人の現村長が公約に「納税を求める」ことを掲げ、3779票対3722票の僅差で当選した。

 新村長は25年3月定例会中、21~24年度までの納付書を発行し「裁判で白黒つけたい」と答弁。だが、その翌日に課税を求める意向を取り消し、4年間の固定資産税に相当する1億円余りの寄付を受けることで決着を図る方針に切り替えたことを発表した。

 村議の1人は「『寄付は違法』として当時は住民監査請求も考えたが、費用や時間の問題で断念した。裁判になっていれば、係争中の土地に大学や私塾は造れなかっただろう」と話す。

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