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【天皇の島から 戦後70年・序章(2)前半】陛下、靖国、富士、桜… 「日本人になりたかった」

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【天皇の島から 戦後70年・序章(2)前半】
陛下、靖国、富士、桜… 「日本人になりたかった」

アントニア・ウエンティさん=12月15日、パラオ共和国(松本健吾撮影)

 〈君が代は 千代に八千代に さざれ石の~…〉

 明快な日本語で「君が代」を歌い上げた94歳になる老女は、続けて「海行かば」を口ずさみ始めた。

 〈海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね) 山行かば 草生(くさむ)す屍~〉

 歌詞の意味は理解しているという。ロース・テロイさん。「テルコ」という日本人名も持ち、「日本人になれるものならなりたかった」と言った。

 「緑の島のお墓」を作詞したアントニア・ウエンティさん(85)は「蛍の光」と「仰げば尊し」を歌って涙を浮かべ、童謡の「浦島太郎」を歌って、「この歌は、『両親がしてはいけないということはやってはいけない。罰が当たるよ』という意味を含んでいる」と言った。

 テロイさんのいとこにイナボ・イナボさん(故人)という男性がいた。元パラオ共和国政府顧問で、生前は、「日本軍と一緒に戦いたかった」と何度も口にしていたという。

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