産経ニュース

【日本の議論】凶悪「工藤会」「弘道会」東京進出 変わる暴力団勢力図

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
凶悪「工藤会」「弘道会」東京進出 変わる暴力団勢力図

 今年は特定危険指定暴力団工藤会の東京進出が表面化するなど、都内の「暴力団勢力図」にも変化がみられた1年だった。暴力団対策法の改正や暴力団排除条例によって活動の幅が狭められている暴力団だが、組関係者らによる犯罪は後を絶たず、警視庁では摘発と警戒の手を緩めず取り締まりに当たっている。

工藤会

 北九州市に本部を置く工藤会が関東に進出し、都内にも事務所を構えている事実が今年、表面化した。工藤会は台東区と千葉県松戸市に事務所を置き、構成員と周辺者が関東に50~60人いるとみられている。

 警察当局と激しく対立する工藤会は、暴力団排除に取り組む一般市民に対しても拳銃を発砲したり、手榴(しゅりゅう)弾を投げ付けるなど、凶悪性が高いことから、全国で唯一、特定危険指定暴力団に指定されている。

 警視庁は10月27日、労働者派遣業者が違法に得た利益の一部を受け取っていたとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で、工藤会系組員(36)を逮捕。同月30日には、実態把握と取り締まり強化のため「工藤会対策室」を設置している。

弘道会

 錦糸町にあるキャバクラの店長(29)らからカネを脅し取ろうとしたとして、警視庁は同月下旬、恐喝未遂容疑で、指定暴力団山口組弘道会系組員(34)=名古屋市昭和区=ら男3人を逮捕している。

「ニュース」のランキング