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【スポーツCatchUp】ラグビー伝統校を圧倒 帝京大ばかりがなぜ強い

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【スポーツCatchUp】
ラグビー伝統校を圧倒 帝京大ばかりがなぜ強い

筑波大戦の後半、突進する帝京大の松田力也(右)。早慶明の伝統校を粉砕し、新興勢力としての力量を示す=10月18日、秩父宮(今野顕撮影)

 連覇を重ねれば「外国人留学生が多い」とねたまれ、FWの強さを生かしたスタイルが「面白くない」と批判されたことも。しかし、世界最高峰のスーパーラグビーでもプレーする堀江翔太をはじめ、日本代表を次々に輩出。強いチームには、必然的に花園を沸かせた選手も次々と集まってくる。「志の高い選手が来るようになった」から強さが途絶えない。

 2003年には人工芝のグラウンドを作り、寮での生活は栄養管理が行き届くなど環境は完璧なのだが、特筆すべきは学生の態度だ。グラウンド周辺を掃除し、きちんとあいさつし、取材者には立ち止まって礼儀正しく答える。大学教授でもある岩出監督は「ラグビーはここにいる4年間だけど、社会に出てからの方が大事と思っている」と教育者としての表情ものぞかせる。

 勝利へのこだわりは強い。慶大戦後には「ちょうど折り返しの7試合目。日本選手権の1回戦まであと6試合ですから、もっと伸ばしていけるようにしたい」と語った。つまり大学選手権セカンドステージの3試合、準決勝、決勝を突破するところまで見据えているのだ。「一戦一戦、まずは正月を越したい」と4強入りを目標として公言する監督はいても、ここまで明確に口にする監督は少ない。

 ここ数年、大学ラグビー最大の注目はどこが帝京大を倒すのかにある。受けて立つ側にプレッシャーはないのか?

 「学生にはあるかもしれない。でも私は“挑戦者で居続けられるか”ということのほうが大変。いかに油断をさせないか、ですね」

 準決勝は1月2日、決勝は10日にキックオフを迎える。(芳賀宏)

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