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【経済インサイド】雨で機能停止する韓国原発は大丈夫か…部品も偽造する安全意識、それでも世界に輸出される現実

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【経済インサイド】
雨で機能停止する韓国原発は大丈夫か…部品も偽造する安全意識、それでも世界に輸出される現実

 こうした部品偽造に代表される安全意識の欠如が、原発トラブルを誘発している可能性は否定できない。

 また、業界の隠蔽体質もあらわになっている。月城原発1号機では09年、使用済み核燃料を原子炉から出し、燃料プールへ移す過程で燃料集合体が破損し、燃料の一部が格納容器内の床に落ちる事故があったことが明らかになっている。

 韓国の原子力安全委員会は外部への放射能漏れはなかったとしているが、韓水原は事故を同委に報告しなかった。同委も韓水原の納品不正事件を捜査した検察から昨年8月に情報を得て事故を確認したが、公表していなかった。

受注競争、日本勢競り負けも

 韓国では現在、23基の原発が稼働中だ。さらに韓国政府は、発電コストが低い原発を増やす方針を打ち出している。

 1月にまとめられた長期エネルギー計画では、2035年に発電量ベースの原発依存度を、現在の30%程度から40%以上に高める方針を示している。このため原発は現在の23基に加えて、16基以上を新設するとみられている。

 韓国政府が国内で原発を増やす背景には、原発輸出を強化する狙いもあるようだ。原発の新設がなくなれば、ノウハウの伝承や技術の向上などが難しくなるからだ。

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