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【日本の議論】進化するIT教育、子供たちも「タブレット1人1台」時代に…学校側の課題も山積、“宝の持ち腐れ”も

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【日本の議論】
進化するIT教育、子供たちも「タブレット1人1台」時代に…学校側の課題も山積、“宝の持ち腐れ”も

IT授業でタブレットを操作する児童たち=12月8日午後、東京・杉並区立天沼小学校(川瀬弘至撮影)

 反面、思わぬトラブルが起きることも。児童がゲームに夢中になりすぎたり、自分以外のタブレットにアクセスしてデータを書き換えたりし、一時的に禁止令を出したこともあった。

 「教師が指導するだけでは、なかなか行き届かない面があるのも事実。今は子供たち自身でルール作りをさせることも検討している」(日向寺教諭)

政府が後押し

 社会のグローバル化とIT化が急速に進む中、国民の一人ひとりが機器の操作を習得し、ネットなどを適切に使用できるようになることが重要だ。政府は昨年6月、成長戦略の一環として「世界最先端IT国家創造宣言」を閣議決定し、平成32年までに全国の小・中・高校と特別支援学校に1人1台の情報端末整備を目指すことにした。

 文科省の調査では今年3月現在、タブレットを含む教育用パソコンの配備は児童生徒6・5人に1台。タブレットは全国の学校に約7万3千台配備され、昨年より倍増した。

 自治体もタブレットの導入に積極的なようだ。東京都荒川区は、9月までに区立の小中学校に計約9500台のタブレットを導入、全34校で授業時に1人1台使える体制を整備した。佐賀県武雄市はタブレットを今年度から市立小学校全児童約2800人に貸与、来年度は中学生約1400人まで対象を広げる方針だ。

 文科省の担当者は「ITを活用した授業は子供たちの学習意欲を高める効果がある。動画や音声などデジタルならではの特徴をいかした教材が増えるように期待したい」と強調する。

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