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【日本の議論】進化するIT教育、子供たちも「タブレット1人1台」時代に…学校側の課題も山積、“宝の持ち腐れ”も

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【日本の議論】
進化するIT教育、子供たちも「タブレット1人1台」時代に…学校側の課題も山積、“宝の持ち腐れ”も

IT授業でタブレットを操作する児童たち=12月8日午後、東京・杉並区立天沼小学校(川瀬弘至撮影)

 レベルが上がると画面上のポケモンが進化し、それが見たくてますますトレーニングに励むような工夫もあり、小5の女子児童(10)は「タブレットを使ってまだ2カ月だけど、面白いからどんどん使えるようになった」と話す。

思わぬトラブルも

 同校がIT教育を本格化させたのは今年10月から。基本操作を学ばせる「チャレンジタイム」と同時並行で、国語や算数など主要教科にも使用している。児童がタブレットに打ち込んだ答えを、教師が使う電子黒板に映し出したり、電子黒板のデータをタブレットに取り込ませたりと、活用方法はさまざまだ。

 「子供たちは新しい機器に夢中になりやすく、自然と授業にも集中するようになる。板書したものをノートに書き写させるよりスピードも速く、授業のバリエーションが増えたこともIT教育のメリットだ」と、研究主任の日向寺勝彦(ひゅうがじ・かつひこ)教諭は強調する。

 学校で使うタブレットなどの情報端末は学校や教育委員会のコンピューターに接続し、通常は使用も授業時間内に制限されている。しかし同校では「家庭のパソコンなどと同じ環境で学ばせたい」と休み時間も使用可能だ。福田晴一(ふくだ・はるかず)校長は「学校や保護者の見えないところで子供たちがネットを使うようになれば、LINE(ライン=無料通信アプリ)などにはまってしまう恐れもある。自由使用度を高める中で、子供たちが自ら情報モラルなどを習得する指導をしたい」と話す。

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