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【阿比留瑠比の極言御免】菅直人元首相 「475番目の男」の生命力

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【阿比留瑠比の極言御免】
菅直人元首相 「475番目の男」の生命力

菅直人元首相の必死の訴えにも足を止める有権者はほぼいない=26日午前、東京都府中市(阿比留瑠比撮影)

 普通の政治家ならば、元首相であるにもかかわらず連続して選挙区で敗退すれば「自分は有権者の信を失ったのではないか」と落ち込むところだ。だが、菅氏ともなるとそんな後ろ向きな発想とは無縁のようだ。

 振り返ると菅氏の生命力はすさまじい。首相時代の平成23年3月11日には、参院決算委員会で在日韓国人からの違法献金問題を追及されて万事休すかとみられていたその当日に、東日本大震災が発生して問題はうやむやとなった。

 同年6月には、菅内閣不信任決議案が採決される直前に退陣を約束し、党内の根強い自身への反発を和らげ、決議案が否決されるとあっさり前言を翻してそれから3カ月近く居座った。

 「菅は能力的にはダメだけど、生き残るための嗅覚はすごい」

 当時、民主党の閣僚経験者はこう評価し、今回の衆院選で落選した渡辺喜美元行革担当相は「延命学の大家だ」と感嘆した。菅氏は、政権発足からまだ5カ月の22年11月の時点で「内閣支持率1%でも辞めない」とも述べており、自分の将来を正確に見通したその先見性も空恐ろしい。

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