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「サンゴ密漁中国船団」日中首脳会談後“急減”の「やっぱり政治的」…今はゼロ、中国当局が帰港命令か

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「サンゴ密漁中国船団」日中首脳会談後“急減”の「やっぱり政治的」…今はゼロ、中国当局が帰港命令か

外国人漁業規制法違反の容疑で海上保安庁に停船させられた中国サンゴ漁船=11月21日、小笠原諸島嫁島沖(第3管区海上保安本部提供)

 小笠原諸島(東京都小笠原村)周辺などで高級なアカサンゴの密漁を繰り返した中国船団が11月下旬以降、現場海域からほぼ姿を消した。密漁船団が増え始めた9月中旬から約2カ月半ぶりに静かな海に戻ったが、不可解なのは、ピーク時に200隻以上に膨れ上がった船団が11月10日の日中首脳会談を機に潮が引くように減ったことだ。海上保安庁は取り締まり強化や漁船の燃料切れなどの複合的な要因が影響したとみているが、専門家からは中国当局が帰港命令を出して引き上げさせた-との見方も浮上している。

2カ月半ぶりに中国漁船ゼロ…日中首脳会談の日には60隻以上「消える」

 「やれることは全てやっており、一定の成果が出たと思う」

 11月28日の記者会見で太田昭宏国土交通相は、9月中旬から増加した小笠原諸島周辺の中国漁船が同月27日にゼロになったことについての所感を問われ、取り締まり強化などが奏功したとの見方を示した。

 海保によると、9月15日に17隻を数えた中国漁船は、10月30日の212隻をピークに減少傾向に転じ、11月27日にゼロとなった。同月29日には再び3隻、12月1日にも1隻が確認されたが、小笠原諸島周辺などで横行した大規模な中国船団によるサンゴ密漁問題はほぼ収束した形だ。

 とりわけ減り幅が大きかったのが日中首脳会談が開かれた11月10日だ。205隻が確認された同月3日に比べ、64隻も少ない141隻になったことが確認され、この日を境に船団は加速度的に減少した。

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