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【経済インサイド】いまどき起業家気質「出世やお金、いりません」淡々の不思議

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【経済インサイド】
いまどき起業家気質「出世やお金、いりません」淡々の不思議

nanapiの古川社長は、サービス拡大を最優先するため、KDDIの傘下入りを決めた

 マネックス証券での最後の肩書は、マーケティング部長兼COO補佐。そのままいれば取締役も夢ではなかったはずだ。実際、辞めるに際しては、その手腕を高く評価する松本大(おおき)社長に強く慰留されたという。

 辻社長は「経済的成功を求めるなら確かに大企業にいた方がいいし、それが当然だった」と言い切る。にもかかわらず地位をなげうったのは、「お金のサービスを広めるという夢を優先したから」だという。

 ナナロク世代はバブル景気をほとんど体感していない。1990年代半ばの学生時代には未曾有の就職氷河期に直面。社会人になってからも、大企業ですら経営が安定しない現実を見せつけられた。

 だからこそ、「経済が低迷し、国に守ってもらえない状況に自ら対処する必要がある」と辻社長。家計簿サービスの提供も、消費者の自己防衛を援護射撃するためだという。

 従来の常識にとらわれない姿勢は、ハチイチ世代になるとさらに目立つ。

バブルを知らない若者たち

 10月16日、通信大手のKDDIがネット企業11社と連合を組み、スマートフォン向けサービス「Syn.(シンドット)」を立ち上げると発表した。各社のアプリやサイトに共通メニューを設けて利用者の移動を促し、相乗効果を追求するのが目的だ。

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