産経ニュース

【土俵の群像】かっとなって見失う? 「駄目押し」「懸賞金」優等生横綱白鵬についた残念な“物言い”

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【土俵の群像】
かっとなって見失う? 「駄目押し」「懸賞金」優等生横綱白鵬についた残念な“物言い”

大相撲九州場所8日目、照ノ富士を上手出し投げで下した後、土俵から落ちた勢いで背中を押す白鵬(右)=福岡国際センター

 大相撲の横綱白鵬が1年納めの九州場所で大鵬に並ぶ史上最多32度目の優勝を果たした。暴力問題で引退したモンゴルの先輩横綱朝青龍と比較して、穏やかな性格で“優等生”のイメージが強い白鵬だが、土俵の振る舞いでは批判を浴びることもある。偉大な記録に肩を並べた第一人者が今後期待される役割は-。

 いまでこそ日馬富士、鶴竜とともに3横綱時代を迎えているが、近年続けて起こった野球賭博や八百長問題など、不祥事続きの角界を長く1人横綱として牽引してきた。東日本大震災が起こってからは会長職に就く力士会を代表して、被災地へ土俵を贈るなど、率先して社会貢献活動に取り組んできた。

 偉ぶることはなく、巡業先や稽古場に訪れるファンに対しても優しい。気さくに自ら歩み寄って、記念撮影やサインに応じる。先人の教えを取り入れる素直さも備わっている。

 それが土俵に立つと変わることがある。

 九州場所場所8日目。勝負がついた後の土俵下で白鵬は照ノ富士の背中を押した。巨漢の相手が砂かぶり席に倒れ、ファンに危険が及ぶ可能性があった状況だ。北の湖理事長(元横綱)は「危ないよ。流れとはいえ、土俵の上と観客席では訳が違う」と手厳しい。

 土俵下の朝日山審判長(元大関大受)は「明らかな駄目押しでよくない。見苦しい」と批判し、翌日に師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)を審判部に呼び出して、注意した。

このニュースの写真

  • かっとなって見失う? 「駄目押し」「懸賞金」優等生横綱白鵬についた残念な“物言い”
  • かっとなって見失う? 「駄目押し」「懸賞金」優等生横綱白鵬についた残念な“物言い”
  • かっとなって見失う? 「駄目押し」「懸賞金」優等生横綱白鵬についた残念な“物言い”

「ニュース」のランキング