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【アジアの目】ASEANのLCC“覇権争い” 「日本」に熱視線

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【アジアの目】
ASEANのLCC“覇権争い” 「日本」に熱視線

ベトジェット航空の機内エンターテインメント。キャンペーンレディーが水着で登場し、大騒ぎになったことも(ベトジェット提供)

 2015年の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)発足で、大きく変わるのがASEAN域内の航空事情だ。各国はオープンエア協定を結んでおり、AEC発足で各国航空会社の乗り入れが一段と容易になるため、域内では覇権争いが本格化している。その主役となっているのが、格安航空会社(LCC)だ。エアアジアなど大手LCCに独立系のLCCも絡んだ競争が激化している。

ベトジェット拡大

 これまで東南アジア地域で勢力を伸ばしてきたのがエアアジアだ。飛行機に初めて乗る人が手軽に乗れる価格設定で、アジアのLCC市場を引っ張ってきた。もともとはマレーシアの企業だったが、現在はASEAN各国に子会社を設け、ASEAN域内に一大ネットワークをつくり上げた。

 これに対し、各国の大手航空会社が、LCC子会社をつくって対抗。さらに独立系のLCCも相次いで誕生し、現在、東南アジア地域のLCCは30社弱に上る。

 そのなかで、最近、とみに元気なのがベトナムのLCC。ベトナム航空が出資するジェットスター・パシフィックと独立系のベトジェット航空だ。いずれもベトナムだけでなく、バンコクにも拠点をつくり、ASEAN各国に路線を広げている。

 ベトジェットはさらに日本にも乗り入れる。この12月末から来年1月初めにかけて関西国際空港-ハノイ-カンボジア・シエムレアプを往復するチャーター便を飛ばし、来年には定期便化を目指す。

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