産経ニュース

【日本の議論】NHK報道スタンスが変わった? 「籾井効果」か…「政府寄り」怒る市民団体、番審は「バランスよくなった」 

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
NHK報道スタンスが変わった? 「籾井効果」か…「政府寄り」怒る市民団体、番審は「バランスよくなった」 

「放送を語る会」が開いたシンポジウムでは、「籾井会長NO!NHKを市民の手に」と書かれた巨大なポスターが掲出されていた=11月16日、東京都内

 例えば5月16日放送のNHKスペシャル「集団的自衛権を問う」については、委員から「賛成、反対を述べる発言者が互いに敬意を払い、議論がかみ合っていた」「公平性が大丈夫かと心配していたが、かなりバランスの取れた構成になっていた」といった感想が出た。

 さらに、ある委員は、集団的自衛権行使容認の閣議決定後に放送された7月1日の「ニュースウオッチ9」で、反対する学生のコメントが流れた後にキャスターが「不安の声が広がっている」と述べたことや、「時論公論」で解説委員が「日本に危険がないときにこのやり方は理解されない」と語ったことを疑問視。「放送を語る会」とは逆の意味で、「もう少しバランスをとってもよいのではないか」として、批判の取り上げ方に注意を払うべきだとも主張した。

 報道をめぐる賛否両論に対し、NHKは「集団的自衛権については世論調査を行っても賛否が拮抗(きっこう)しており、多角的に論点を明らかにするスタンスで臨んでいる。放送全体としてバランスを取れるように、多くの人たちの判断に資するようにしたい」と説明している。

「ニュース」のランキング