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【話題の肝】「ネットはオタクの新大陸」「海外勢にゲリラ戦を挑む」 KADOKAWA・ドワンゴの川上量生会長が語る

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【話題の肝】
「ネットはオタクの新大陸」「海外勢にゲリラ戦を挑む」 KADOKAWA・ドワンゴの川上量生会長が語る

インタビューに応じるKADOKAWA・DWANGOの川上量生会長=東京都中央区(宮崎瑞穂撮影)

 日本でインターネットが商用化されてから今年で20年。ネットは単なるツールにとどまらず、人々のコミュニケーションのあり方を変え、社会のあらゆる面に大きな影響を与える空間になりつつある。ネットを技術や歴史、文化、ビジネスなど多様な視点で分析する全15巻の全集「角川インターネット講座」(KADOKAWA)で、『ネットが生んだ文化』を監修したKADOKAWA・ドワンゴ会長の川上量生(のぶお)さん(46)にネット文化とそれを支えてきた「オタク」ついて、語ってもらった。(戸谷真美)

実社会の尺度を否定

 「『ネット新大陸』は、現実世界でのヒエラルキーが通用しない世界。対人関係の豊かさ、経済的な豊かさといった、実社会で人を測る尺度を否定するんです」。川上さんはネットを「新大陸」と呼ぶ。20年前に出現したこの広大な仮想空間に最初にやってきた「原住民」は、現実の社会で生きづらさを抱えていた人たち=オタクだった。

 「人間は本来、人付き合いをする生き物。現代人は言語野はすごく発達しているんです。でも人付き合いがうまくできない人たちは、それを(ゲームなどの)趣味に使っている」。友人や恋人に恵まれず、人間関係から背を向ける。家にこもってゲームやアニメといった一人でも楽しめるコンテンツにハマる。ネット文化と「クールジャパン」といわれるオタク文化の相性がいいゆえんだ。

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