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【防衛最前線】(8)早期警戒機E2C 三沢から那覇への“お引っ越し” 「脅威」はソ連から中国へ

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【防衛最前線】
(8)早期警戒機E2C 三沢から那覇への“お引っ越し” 「脅威」はソ連から中国へ

 今年4月、青森県の航空自衛隊三沢基地(三沢市)から、沖縄県の那覇基地(那覇市)への“お引っ越し”が行われた。三沢基地の飛行警戒監視隊に13機配備していた早期警戒機E2Cのうち、4機を那覇基地に移転し、警戒航空隊第603飛行隊を新編した。

 第603飛行隊の誕生は、中国の存在抜きには語れない。

 平成24年12月13日、中国国家海洋局所属の多用途小型プロペラ機Y12が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島付近の日本領空を侵犯した。この際、自衛隊のレーダーではY12を捕捉できなかった。F15戦闘機とE2Cを緊急発進(スクランブル)させたのも、海上保安庁の巡視船から連絡を受けた後だった。空自にとっては「絶対にあってはならないこと」(関係者)という屈辱だった。

 空自は同年9月の尖閣国有化を受け、三沢基地のE2Cを那覇基地に展開していたが、この事件をきっかけにさらに態勢を強化した。浜松基地(浜松市)に拠点を置く早期警戒管制機(AWACS)とともに尖閣周辺空域での警戒・監視活動に当たった。

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