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「貧乏でも打つ手はあります」…『夕張再生市長』に財政破綻の街の秘策を聞く

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「貧乏でも打つ手はあります」…『夕張再生市長』に財政破綻の街の秘策を聞く

『夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント』鈴木直道著、講談社

 ただ飛行機で行くのも芸がないので、アニメの聖地巡礼で盛り上がる茨城・大洗から船に乗り、北海道・苫小牧へ(サンスポから14日、「ガールズ&パンツァー新聞」III号発売)。苫小牧から夕張行きの列車に乗る。途中の追分駅までの線路は複線で、かつて石炭を満載した貨物列車が行き交った面影が残っている。その先、終点の夕張までも大正~昭和初期には複線だった時代もあったのだとか。その線路をキハ40形気動車1両の単行列車に揺られていく。いささか寂しいものだが、かつての炭鉱の街で現在は人口1万人を切っている歌志内市や三笠市では鉄道がなくなっていることを考えれば、まだ夕張は恵まれているといっていいだろう。

 夕張も炭鉱で栄えた最盛期には約12万人だった人口が今は1割以下の約1万人にまで激減しているとあって、市内は閑散としていたが、絶望的な暗さは感じられなかった。筆者は三宅島(東京都)、対馬(長崎県)、悪石島(鹿児島県)など離島取材の経験があり、共通する独特の閉塞(へいそく)感があったが、夕張にはそれがないのだ。

 それもそのはず、東京の人間からすると夕張というのは相当な僻地(へきち)に感じられるかもしれないが、意外に交通の便がよく、外部との行き来が盛んなのである。札幌方面へのバスは2路線あり、市南部の新夕張駅には札幌方面からの特急列車も止まる。高速道路も通っている。

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