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【島が危ない 赤サンゴ 迫る群影(1)】薄笑い浮かべ悠々と網を引き上げる中国人密漁者 手出しせず日本巡視船の目の前で…サンゴ密漁、屈辱の海を見た

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【島が危ない 赤サンゴ 迫る群影(1)】
薄笑い浮かべ悠々と網を引き上げる中国人密漁者 手出しせず日本巡視船の目の前で…サンゴ密漁、屈辱の海を見た

サンゴを密漁中の中国漁船(手前)は黒煙をはきながら、海上保安庁の巡視船「するが」から逃走した=9日午前、小笠原村父島南の領海内(大山文兄撮影)

 仲間の漁船から無線で情報が入った。「父島と母島の間にいたってよ」。父島の南50キロに母島は位置する。金澤さんは進路を南に切った。「やはり、いたね」。父島からわずか16キロの領海内でレーダーが船影を捉えた。「縄場(なわば)」と呼ばれる好漁場だ。

 肉眼で確認できるまで近づくと、海保の巡視船「するが」の前で網を回収して逃げようとする中国漁船がいた。「あれが今の小笠原の現実。内地の人にも分かってほしい」。金澤さんは中国漁船をにらみつけた。

昼夜を問わず堂々と

 小笠原島漁協によると、中国漁船は今年の正月ごろから、小笠原沖に姿を現した。狙うのは水深100~250メートルに生息する赤サンゴ。網を投げ入れ、さらっていく。初めは暗闇に紛れ、網の投げ入れなどの際だけライトを点灯させて、隠れるように密漁をしていた。ところが、6月ごろから増加。10月には100隻を超え、昼夜を問わず堂々と密漁するようになり、手当たり次第に荒らした。

密漁船の中には、船首に日の丸を付けた船も

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