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【TVの潮流】「堀越だから…」は不適切か 『ごめんね青春!』せりふ謝罪問題の本質はどこにある

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【TVの潮流】
「堀越だから…」は不適切か 『ごめんね青春!』せりふ謝罪問題の本質はどこにある

TBS系「ごめんね青春!」の試写会に出席した(左から)宮藤官九郎、生瀬勝久、川栄李奈、トリンドル玲奈の各氏=10月3日、東京都内(山内倫貴撮影)

 宮藤官九郎さんが脚本を担当するTBS系連続ドラマ「ごめんね青春!」(日曜午後9時)で描かれた一シーンが波紋を広げている。登場人物のせりふで言及された堀越高校(東京都中野区)がTBSに抗議。誤解を与える表現があったとして、TBS側が公式サイトで謝罪する事態に発展した。そもそも、せりふに実在の固有名詞を織り交ぜて笑いを誘うのが宮藤さんの作風。フィクションにおける表現の自由をめぐり、識者の賛否は分かれている。

■「校長には取り次げない」

 問題となったのは、10月26日に放送された第3話の一シーン。生徒から勉強を教えるよう頼まれた主人公の義理の姉が「それは無理。あたし、堀越だから」と出身校と受け取れる固有名詞を出して拒否した。

 堀越高校を母校とする芸能人は多く、ドラマで描かれている義理の姉は元グラビアタレントという設定だった。こうした表現に対し、堀越高校がTBS側に抗議。同校は産経新聞の取材に「TBSとの話し合いは終わっており、何も申し上げられない。校長にも取り次げない」と抗議内容を明らかにしなかった。

 今月6日付の日刊ゲンダイは、校長が「在校生は一生懸命学業に励んでいる」「生徒の名誉を傷つける、ああいう誤解を招くようなセリフをテレビ局側がそのまま放送してしまったことは誠に遺憾」などと取材に応えたことを報じていた。せりふの内容が学校や生徒の名誉を傷つける恐れがあると判断したとみられる。

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