産経ニュース

【日本の議論】地域ブランド最下位「茨城県」 「住みやすいのに」と反発する知事の“憤懣やるかたなし”

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
地域ブランド最下位「茨城県」 「住みやすいのに」と反発する知事の“憤懣やるかたなし”

茨城県は綾部祐二さん(中央)らを宣伝隊長に起用し、魅力度ランキング最下位脱出を図ったが…=7月10日、東京・銀座

 民間の調査会社「ブランド総合研究所」(東京都港区)が発表した「地域ブランド調査2014」で、茨城県の魅力度は47都道府県中47位だった。調査は9回目だが、最下位となったのは2年連続5度目で、いわば“指定席”に落ち着いてる。橋本昌知事は10月23日の定例記者会見で「魅力度よりも住みよさの方が大切だ」と強調するが、知事の言葉は単なる負け惜しみか、それとも茨城県は本当に住みやすいのか。(篠崎理)

知事反発「魅力度は観光魅力度にすぎない」

 調査は、今年7月、インターネットで実施。47都道府県と1千市区町村について74項目にわたり質問し、20~60代の3万1433人から有効回答があった。

 各項目を総合した「魅力度」は、都道府県では62・7点の北海道が6年連続で1位を獲得。全国平均は18・8点だった。茨城県の魅力度は6・5点と昨年より0・1ポイント下がり、平均を大きく下回った。

 記者から2年連続最下位の感想を聞かれた橋本知事は、「魅力度というが、(調査は)観光魅力度になっている。一点豪華主義で、1つでも日本中に知られているようなものがあると、そこがぐっと魅力度が上がる」と、調査方法に疑問を呈した。その上で、「茨城県はトータル的に県民が住んでよかったという県を目指している。住みよさランキングの方が大事だ」と反論した。

茨城県は住みやすい?

 では茨城県は本当に住みやすいのか。橋本知事は、東洋経済新報社(東京都中央区)が今年6月発表した全国の市を対象とした「住みよさランキング2014」で上位100位以内に茨城県内の自治体が7市入っていることや、1人当たりの県民所得が6位であることなどを指摘。「魅力度調査に、そんなにこだわる必要はない」と述べた。

「ニュース」のランキング