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【高木桂一の『ここだけ』の話】
国益毀損に暴走する鳩山元首相。その“瀬戸際外交”に外務省は応答要領さえ作らず。「無視するのが一番!」
平成22年5月、米軍普天間飛行場移設問題に関する政府案を閣議決定し、記者会見する鳩山由紀夫首相。発表したのは、辺野古沖への移設を軸とした案だった=首相官邸(酒巻俊介撮影)
政界から身を引いた後の最たる問題発言は、昨年6月に中国を訪問したときの尖閣諸島(沖縄県石垣市)放言だった。
鳩山氏は清華大学主催のフォーラムで、尖閣諸島について「中国からみれば(日本が)盗んだ思われても仕方がない」「中国にも中国の言い分がある」などと言い放ったのだ。
安倍政権からは「国賊」(小野寺五典防衛相。当時)、「国益を著しく損なう」(岸田文雄外相)と非難の声が相次いだことは言うまでもない。
鳩山氏はさる9月20日には、沖縄県名護市の漁港で行われた、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設に伴う新基地建設反対集会に出席した。
鳩山氏は首相時代に、普天間飛行場は「最低でも県外」と主張しておきながら迷走し、結局は名護市辺野古移設に回帰したはずだ。にもかかわらず昨春、自ら設立した「東アジア共同体研究所」理事長として、臆面もなく反対派の支援を続けているのだ。
その反対集会には約5千人が参加しシュプレヒコールを繰り返していたが、公安関係者はこう言う。
「反対集会の参加者には相当数の『革マル』メンバーが紛れ込んでいることが確認されている。今や民間人とはいえ、元首相の肩書がある鳩山さんがこういう怪しい集会に出ていていのですかねえ…」
