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【防衛最前線】(5)護衛艦きりさめ 100年ぶりの日豪友好の象徴に。インド洋撤退の無念を今こそ…

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【防衛最前線】
(5)護衛艦きりさめ 100年ぶりの日豪友好の象徴に。インド洋撤退の無念を今こそ…

アルバニー船団記念式典に参加する護衛艦「きりさめ」(海上自衛隊ホームページから) アルバニー船団記念式典に参加する護衛艦「きりさめ」(海上自衛隊ホームページから)

 10月7日、海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」が、オーストラリアに向けて佐世保基地(長崎県)を出発した。31日から開催されるアルバニー船団記念式典に参加するためだ。

 アルバニー船団とは、大正3(1914)年、第1次世界大戦に参加するオーストラリアとニュージーランドの連合軍をエジプト・アデン(現イエメン)に向けて運んだ船団だ。同盟国の英国の要請を受けた日本は、海軍軍艦「伊吹」を派遣し、船団の護衛に当たった。

 この際、伊吹とともに船団を護衛した豪軍巡洋艦シドニーが、グアム島南西のココス島でドイツ軍巡洋艦エムデンを撃破したこともあり、伊吹による護衛はオーストラリア国民に歓迎された。海自関係者によると、第2次大戦が始まるまでは、伊吹が描かれた大壁画が国会議事堂に飾られていたという。

 ちなみに、アルバニー船団を無事送り届けた伊吹は、ロシア革命直後に日本人居留民虐殺事件が発生した沿海州ニコライエフスクに息つく暇もなく転戦。八面六臂の活躍を見せたが、主要国の主力艦比率を定めた大正11年のワシントン条約により廃艦の運命をたどった。

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