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【経済インサイド】LINE上場「先送り」で囁かれる「コンプライアンス上のリスク」という裏事情

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【経済インサイド】
LINE上場「先送り」で囁かれる「コンプライアンス上のリスク」という裏事情

 LINEのビジネスモデルは、無料アプリの登録ユーザーを有料アプリや課金コンテンツへと誘導し、収益につなげるのが基本構造だ。そのためにはユーザー数でトップシェアを保つことが成長の前提条件となる。

 その点、日本国内では圧倒的シェアを誇り、足元ではアジアや南米を中心に利用者を伸ばしている。しかし、北米や欧州への浸透度はまだ低い。もう一段の成長に向けては、積極的なプロモーション展開で知名度を高めることが必須だ。

 だからこそ、プロモーションに必要な資金を調達しつつ、同時にLINEの知名度アップも図れる日米両国での株式上場を目指していたはずだった。

 突然の上場延期について親会社の韓国ネイバーも、先月下旬のロイターの取材に「今は最適なタイミングでないと判断した」とコメントする一方、詳しい理由は明らかにしていない。

「リスク解消が必須」

 だが、ネットやエンタメ関連業界に詳しい国内証券大手アナリストはこう解き明かす。「2つの理由が挙げられる。ひとつは、コンプライアンス上のリスクだ」

 LINEはニュース記事や、ネット掲示板「2ちゃんねる」への書き込み内容などをテーマ別にまとめる人気サイト「NAVERまとめ」や「ライブドアブログ」への広告料を収益源の一つとしている。だがこのビジネスには、著作権侵害などの訴訟リスクがつきまとっているという。

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