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「プラモデル箱絵」、超絶技巧の画材は「小学校用の絵の具」だった!…第一人者、高荷義之さん絵を語る

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「プラモデル箱絵」、超絶技巧の画材は「小学校用の絵の具」だった!…第一人者、高荷義之さん絵を語る

帝国海軍駆逐艦「雪風」(高荷義之画、小学館『少年サンデー』昭和38年41号表紙原画)

「プラモ趣味、後続世代いない」

 --今でもプラモデルの箱絵を描かれていますが、昔と比べると模型の発売点数が少なくなっています

 「今は昔みたいに、出せば出すだけ売れるという時代じゃない。価値観が多様化しているからね。パソコンやらゲームやらで青少年の小遣いや時間が全部消えて、プラモデルには行かないんじゃないか」

 --高荷さんの箱絵を見て育った世代が、今でも作り続けています

 「その頃の人がずっとやっているんだよ。後の世代が続いていない。今の若い子たちは、もうダメ。(新規参入がないので)模型を作る奴は、去年よりも今年の方が1年分だけ少なくなっている。そういう状況だよ。それに今の子供はあんなうっとうしい作業はできないんだろうね。プラモデルは接着剤を付けておしまいじゃなく、ヤスリでつなぎ目を消したり、色を塗ったりしないと完成しない。テクニックが要るんだよ。しょうがないだろうね」

 --展示作品の中で、一番思い出深いものは

 「何のジャンルでも、初期のやつかなあ。たとえばプラモデルの箱絵を初めて頼まれたときとか、雑誌のカラーの口絵を最初に描いたときとか。そういうときのものは、思い出深い。たくさん描いているうちにだんだんずる賢くなって、そういう感動は少なくなってきちゃうけど」

「他人の絵を見て怒れ」

 --アニメの分野で先駆的なお仕事をされました

 「サンライズさんのやつ(「戦闘メカ ザブングル」「聖戦士ダンバイン」「機動戦士ガンダム」など)だとか、僕は描くのが時期的に早かった。パイオニア(先駆者)だったのは確か。でもパイオニアってのは、技術未了だったりするからね。今はそれを見て育った奴が描いているから」

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