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「プラモデル箱絵」、超絶技巧の画材は「小学校用の絵の具」だった!…第一人者、高荷義之さん絵を語る

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「プラモデル箱絵」、超絶技巧の画材は「小学校用の絵の具」だった!…第一人者、高荷義之さん絵を語る

帝国海軍駆逐艦「雪風」(高荷義之画、小学館『少年サンデー』昭和38年41号表紙原画)

 --師匠の小松崎茂さん(挿絵画家、1915~2001年)の影響はどういう点で受けましたか

 「影響は受けていないよ。(小松崎さんは)何で俺の絵をマネしないんだ、っていつも怒っていたよ。僕だけじゃない、あの人のお弟子さんは、みんな師匠のマネをしないんだよ」

挿絵画家は“ピックアップ”力が命

 --描いていて、ワクワクするのは

 「ものによりけりだね。たとえば大冒険、大活劇では、主人公が格好いい時を描くか、場面が格好いいものを描くか。小説の挿絵では、小説の雰囲気に合ったような場面をピックアップする。イラストレーターの力量というのは、何をピックアップするかにあるんじゃないかな」

 --一枚の絵の中にドラマがあり、躍動感がありますが、絵のイマジネーションはどこから得ますか

 「難しい質問だね。うまく言えないけど、気持ちの中に何かあるんだよ。戦車ってのはこう、軍艦ってのはこうってイメージが。それは人それぞれ違う。だから、小松崎茂が描く軍艦と、僕が描く軍艦、他の人が描く軍艦、みんな違うんだよ。いいなあ、と思う所が違う」

 「ただ、本格的な絵描きさんが描くと、そういう感動が少なくなっちゃうんだよな。『いい絵』を描こうとすると、強調するところがあまりないんだよね。ところがイラストレーターが描くと、とんでもない所をいいと思って描くわけで。ただ、それ(強調するべきところ)はどこ、と聞かれても分からない。みんな違うからさ」

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