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【日本の議論】“役所天国・鎌倉市”お手盛り給与「わたり」 市議会から「即時廃止」迫られ「組合」熾烈防戦

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【日本の議論】
“役所天国・鎌倉市”お手盛り給与「わたり」 市議会から「即時廃止」迫られ「組合」熾烈防戦

「地方公務員に権利はないのか」と記された鎌倉市職員組合のビラ

 地方公務員に実際の役職に見合う額よりも高い給与を支給する、いわゆる「わたり」制度。神奈川県内で唯一残った「わたり」の廃止をめぐって今秋、鎌倉市議会と、同市・同市職員労働組合との間で激しい攻防が繰り広げられた。短期間での大幅な給与削減を避けるため、緩和措置導入をもくろむ組合側と市に対し、即時廃止を主張する市議会が真っ向勝負を挑んだ展開は、かつて「日本一高額な退職金」を誇り、“お役所天国”と呼ばれた鎌倉市の「負の遺産」を改めてクローズアップさせた。(川上朝栄)

■全国の組合から“支援”、檄文続々

 「ブラック企業と同じ」「市議会議員は無能だ」-。9月下旬、同市役所2階にある市長室近くの掲示板にこのような張り紙が掲示された。「わたり」の即時廃止に抵抗する市職員労働組合を支援する全国の組合から届いた「応援ファクス」が、市民が行き交う通路の掲示板に張り出されるという“暴挙”が、古都の9月議会に波乱を巻き起こした。

 「(張り紙は)議会を侮辱し、冒涜(ぼうとく)するものだ」。

 9月26日、議会最終日の本会議で、こう糾弾した上畠寛弘市議(26)=自民=に対し、松尾崇市長(41)は「鎌倉市職員が発言したのならお詫びを申し上げるところだが、そのようなことではない」と組合側を“弁護”。

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