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【衝撃事件の核心】“恐怖のミス”「ドア開閉」「方向舵」スイッチ間違え急降下・背面飛行の衝撃…ANA機「空中分解の恐れも」

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【衝撃事件の核心】
“恐怖のミス”「ドア開閉」「方向舵」スイッチ間違え急降下・背面飛行の衝撃…ANA機「空中分解の恐れも」

 客室後部で作業中だったCA2人は膝を擦りむくなどしたが、乗客はシートベルトを着用していたため奇跡的に無事だった。しかし、強い遠心力で座席に押しつけられたような格好になり、外国人の乗客1人が混乱しておびえた表情を浮かべ、6人がその後体調不良を訴えた。

 一方、操縦室で単独乗務していた副操縦士は機長から入室の合図を受けたとき、ちょうど管制官からの指示で経路変更作業に取りかかったところだったが、機長を急いで入室させようと、ドア解錠用スイッチを操作しようとした。直径約3センチの丸いスイッチをつまみ、左に回した状態を維持した。

 しかし、副操縦士が操作していたのはドア解錠用スイッチではなく、機体の向きを調整する方向舵のスイッチだった。副操縦士が3カ月前まで約4年3カ月間乗務していた737-500型のドア解錠スイッチと、今回の700型の方向舵スイッチとが似た場所にあったほか、ほぼ同じ大きさの円形スイッチをつまんで左側に回すという操作手法も同じだったため、違和感を抱かなかったのである。

誤操作の連鎖、20秒で1900メートルも降下

 勘違いにより方向舵スイッチを左に回した状態で維持したため、機体は左に傾き、急降下していた。

 700型で今回初めて一人で乗務した副操縦士は、なかなか機長が入室しないことに疑問を抱き、手元のスイッチを確認して初めて誤操作に気づいた。その間、約14秒。認知の遅れは回復操作の痛手となる。

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