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「1冊も本を読まない」…47・5% 文化庁調査で「読書離れくっきり」

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「1冊も本を読まない」…47・5% 文化庁調査で「読書離れくっきり」

ノーベル文学賞の発表を前に、村上春樹氏の著作専用コーナーを設けた都内の書店。村上作品の人気の陰で、実は1カ月に1冊も本を読まない人が日本人の半数に上っている=10月9日夜、東京都世田谷区のTSUTAYA三軒茶屋店(栗橋隆悦撮影)

 とくに高齢者に「読まない」割合が高く、70歳代以上で59・6%、60歳代で47・8%に上った。一方、20歳代は40・5%、10歳代(16~19歳)は42・7%だった。

 文化庁によれば、高齢者の場合、視力の悪化など健康上の理由が大きいとみられる。とはいえ、14年実施の調査に比べ、すべての年代で「読まない」割合が大幅に増えているのも事実。文化庁関係者は「21年実施の調査で国民の読書量の減少が明白となったが、その後も改善されていない」と憂慮する。

1冊でも読めば魅力が分かる?

 読書量の減少は、国民自身も認識しているようだ。「以前に比べ(自分の)読書量は減っている」と答えた割合は65・1%、「それほど変わっていない」は26・3%、「増えている」は7・4%にとどまった。

 減少の理由について聞いたところ、最も多かったのは「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」の51・3%、次いで「視力など健康上の理由」が34・4%、「(携帯電話やパソコンなど)情報機器で時間が取られる」が26・3%、「テレビの方が魅力である」が21・8%-など。

 このうち「情報機器」を理由とした回答は、21年実施の調査に比べ11・5ポイントも増加した。

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