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【ビジネス解読】ジリ貧「サムスン」巨額半導体投資に市場は疑心暗鬼…強気“逆張り投資”の先は天国か地獄か

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【ビジネス解読】
ジリ貧「サムスン」巨額半導体投資に市場は疑心暗鬼…強気“逆張り投資”の先は天国か地獄か

スマホが失速し、半導体を柱にしようとしているサムスン電子。写真は同社の広報館で新製品を見る顧客=9月26日、ソウル市内(聯合=共同)

 中国勢の中低価格スマホが急浮上している上に、プレミアム製品のライバルである米アップルが「iPhone6」を出しサムスンの市場を奪ったことが決定打になった。

 市場では「早くもスマホは成熟期を迎えている」との見方も多い。サムスンのスマホ不振は一時的ではなく、構造的な問題をはらんでいる。

 そこで、サムスンが柱に据えようとしているのがかつての稼ぎ頭の半導体だ。ただ、ある電機アナリストは、サムスンが6日に発表した半導体の巨額投資について「こういう発表は聞いたことがない。強い違和感を覚える」と話す。

生産品目不明の“怪”

 新工場は投資額は15兆6000億ウォン(約1兆6000億円)と、同社の一つの半導体工場への投資額としては過去最高となる。2015年前半に着工し、17年後半の稼働開始とスケジュールも決定済みだ。にもかかわらず、生産品目を明らかにしていないのだ。

 サムソンは半導体メモリーのDRAM、NAND型フラッシュメモリーで世界最大手。さらに半導体ロジックのシステムLSIも手掛けており、この3製品から生産品目を選ぶことになる。

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