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【経済インサイド】「ふざけるな」甘利大臣はフロマン氏に怒鳴り、机を叩いた…難航TPPは米中間選挙後に動くか、それとも「狼少年」か

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【経済インサイド】
「ふざけるな」甘利大臣はフロマン氏に怒鳴り、机を叩いた…難航TPPは米中間選挙後に動くか、それとも「狼少年」か

協議を前に言葉を交わす甘利TPP相(右)とフロマン米通商代表。この後、怒鳴り合いの応酬が繰り広げられた=9月23日、ワシントン(代表撮影・共同)

 米議会でも交渉が越年した場合、「交渉のモメンタム(勢い)はなくなる」との警戒論が浮上している。

オバマ政権は「レームダック」

 それでも、日米協議で米オバマ政権が強硬姿勢を崩さない背景には、11月4日の米議会中間選挙を控え、日本側に妥協したとみなされれば、米畜産業界から突き上げられ、選挙で与党・民主党の足かせになりかねないとの懸念がある。もともと選挙は民主党の苦戦が伝えられ、日米協議の決着には民主党内の慎重論も根強い。

 日本側も米国のこうした国内事情は十分承知しているが、政府内では本気で交渉をまとめようとしないオバマ政権に対する不満も募っている。

 「共和党だけじゃなく民主党からも、オバマ大統領から(協力を)頼まれていないという発言が出ている」

 「クリントン元大統領は偉かった。NAFTA(北米自由貿易協定)やウルグアイ・ラウンド協定といった通商協定を成立させるために、民主、共和両党の議員をホワイトハウスに呼んで朝飯、昼飯をとりながら徹底的に根回しをした。議会長老にはその時の記憶があるから、『オバマ大統領は何もやってないじゃないか』ということになる」

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