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【毎日がスポーツ記念日】視聴率48%、巨人vs中日の「天国と地獄」 ミスター「国民的行事」の大一番

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【毎日がスポーツ記念日】
視聴率48%、巨人vs中日の「天国と地獄」 ミスター「国民的行事」の大一番

「10・8」決戦でリーグ優勝を決め、胴上げされる巨人・長嶋茂雄監督 =ナゴヤ球場

 プロ野球の「伝説の一戦」といえば、1994年10月8日の中日-巨人の「10・8決戦」(ナゴヤ球場)を挙げるファンが多い。

 ペナントレースの最終戦を同率首位で迎えての直接対決。勝った方がリーグ優勝という「天国と地獄」のゲームは、長嶋茂雄率いる巨人が6-3で勝利し、4年ぶり27度目のリーグ優勝を決めたのである。

 ミスターが「国民的行事」と名付けたゲームは数字にも表れた。プロ野球中継の視聴率として歴代最高の48.8%を記録した。この試合では「先発三本柱」と呼ばれた槙原、斎藤、桑田を投入し、総力戦で勝負に挑んだ巨人に対して、中日はリーグ屈指の左腕・今中が先発したが、投球のクセが巨人側に見破られていたことが致命傷に。巨人キラーのまさかの乱調で、山本昌らの登板機会はなく、長いペナントレースは儚(はかな)くも終止符が打たれたのである。

 日本野球機構(NPB)が2010年、12球団の現役選手と監督を対象に行ったアンケート調査で「最高の試合」のトップに選ばれたのも、この「10・8決戦」である。最終戦で涙をのんだ中日からすれば、長いペナントレースの中で悔やまれるゲームの数々が脳裏をかすめたことだろう。

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