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【スポーツ異聞】「ヒジャブ」禁止で棄権カタール女子の傷心…韓国組織委の“朝令暮改”とバスケット連盟の低意識

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【スポーツ異聞】
「ヒジャブ」禁止で棄権カタール女子の傷心…韓国組織委の“朝令暮改”とバスケット連盟の低意識

女性の頭などを覆う「ヒジャブ」の着用を禁じられ、試合を放棄したバスケットボール女子のカタール代表=9月24日、仁川(ロイター)

 選手の半数以上がヒジャブを着用しているカタール側は25日のネパール戦を放棄。会場に姿を現さなかった。これに関して、アラブのメディアは25日に一斉に報道。アラブ有力紙アルハヤトは「ヒジャブか、放棄か」の見出しで大きく取り上げた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラ(電子版)によると、カタール女性スポーツ委員会の会長は「バスケットボールでのヒジャブ着用に安全上の問題はない。他の多くのスポーツはヒジャブ容認に転じている」として、バスケットボールについても早期の大会ルール変更を求めた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は26日、この問題に関して「試合中の服装を含め、ルールを制定し、施行する責任は当該競技の国際連盟にある」とFIBAに解決を一任した。

 イスラム圏の女性のスポーツ参加を促す動きは最近活発化しており、普段からヒジャブをかぶっている女性はそのままスポーツを行うのが当然と考えている。今回のアジア大会でもバドミントン、トライアスロンなどさまざまな種目でヒジャブ着用は規制されていないという。

 国際サッカー連盟(FIFA)は2012年7月、女子選手に対する試合中のスカーフ着用禁止を撤廃した。ヒジャブは宗教ではなく、文化の象徴だとの見解を示した。11年に行われた女子サッカーのロンドン五輪アジア2次予選のイラン-ヨルダン戦で、イラン代表の選手がヒジャブを着用していたために出場資格を取り消され、ヨルダン代表の選手も3人が失格になり、中東地域ではヒジャブ着用の是非を巡って議論になっていた。

カタール選手からは、問題提起を図りたい考えも浮き彫りに…

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