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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】
(483)朝日叩きを「メディアリンチ」と報じる海外メディアの無知、曲解…

世界のメディア、ジャーナリストが朝日の「従軍慰安婦」虚報について、いかに無知か、曲解しているかがよくわかる特集だ。
『週刊現代』(10/11)の「日本人とは大違いだった 世界が見た『安倍政権』と『朝日新聞問題』」。
まず霍見(つるみ)芳浩氏(ニューヨーク市立大学名誉教授)が安倍内閣5人の女性閣僚のうち4人が河野談話を否定していることについて。
〈「これはドイツのメルケル政権が、『ナチスの行為は正しかった』と主張する政治家を、4人も大臣に起用するのと同義で、世界は呆(あき)れ返っています」〉
呆れ返るのはこちらだ。
NYタイムズ、マーティン・ファクラー東京支局長。
〈「朝日の報道がウソだったからといって、慰安婦問題自体がウソだったことにはなりません(中略)安倍首相と保守派が、国家アイデンティティを再定義したいがために、朝日に対して政治闘争を仕掛けているのです」〉
スタンフォード大学アジア太平洋研究センターのダニエル・スナイダー副所長。
〈「いまの日本で起こっているのは、ずばり『言論テロリズム』です」〉
仏『フィガロ』東京特派員、レジス・アルノー氏。
〈「今回の朝日叩きは、政府によるメディアリンチ」〉〈「これは大罪です」〉
あげく、アイリス・チャンの間違いだらけの『ザ・レイプ・オブ・南京』をもち上げる。