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【大学野球の名将・太田誠物語(5)】「5年で日本一」約束果たす 長嶋氏ら数多くの出会いも

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【大学野球の名将・太田誠物語(5)】
「5年で日本一」約束果たす 長嶋氏ら数多くの出会いも

監督退任後、自身への「感謝の集い」で長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(左)と握手する太田誠さん=平成18年1月、東京都千代田区の赤坂プリンスホテル(当時)

ミスターが「日本一のエネルギーほしい」

 大学野球の監督生活にはさまざまな方々との出会いがあります。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が予告なしで私の家を訪れたのは大学選手権を制した50年秋のこと。当時、巨人監督だった長嶋氏は中畑のドラフト3位指名のあいさつに加え、二宮、平田に入団してもらいたいと話した。この年の長嶋氏は現役引退直後に監督となったものの、巨人創設以来初の最下位となった。「私は最下位チームの監督です。日本一のチームから選手が、日本一のエネルギーがほしいのです」。大スターが過去の栄光や体裁にとらわれず、チームの強化のために必死に語る。その姿に「この人に恥はかかせられない」と承諾しました。長嶋氏とはこの突然の訪問以来、交流が続きます。35年間には数多くの指導者や選手と思い出深い出会いに恵まれました。(聞き手・大野正利)

 おおた・まこと 昭和11年5月20日、浜松市福塚(現浜松市南区福塚町)生まれ。南部中学で野球を始め、浜松西高校から駒沢大学へ。東都大学リーグで首位打者2回、社会人野球・電電東京(現NTT東京)で8年間プレー、46年から駒大監督に就任。35年間でリーグ戦501勝393敗19分け、優勝はリーグ戦22回、大学選手権5回、明治神宮大会4回。DeNAの中畑清、広島の野村謙二郎両監督や新井貴浩、良太(阪神)、梵英心(そよぎえいしん)(広島)、古谷拓哉(千葉ロッテ)、増井浩俊(日本ハム、静岡高出身)ら多くの人材を送り出した。

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