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【大学野球の名将・太田誠物語(4)】中興の祖から重い要請 35年間の戦いの始まり

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【大学野球の名将・太田誠物語(4)】
中興の祖から重い要請 35年間の戦いの始まり

駒大監督として指揮を取る太田誠さん。数々の記録達成の原点は藤田俊訓学監との約束だった=神宮球場

両親まで説得されて

 数々の修羅場をくぐり抜けてきた藤田学監の言葉は重く、神妙に聞き入るしかありません。藤田学監はさらに両親を説得するため、浜松の実家にまで足を運んだことも明らかにしてくれた。病身の上、大学再建の激務の中で私のためにそこまでやっていただいたのか。礼を尽くしてまずは両親に説明し、本人の説得に乗り出す。34歳の若造にも筋を通す藤田学監の姿勢に打たれ、監督を引き受けることを決意しました。

 46年3月、私は正式に駒大野球部監督に就任しました。35年間にわたる戦いの日々の始まりでした。(聞き手・大野正利)

 おおた・まこと 昭和11年5月20日、浜松市福塚(現浜松市南区福塚町)生まれ。南部中学で野球を始め、浜松西高校から駒沢大学へ。東都大学リーグで首位打者2回、社会人野球・電電東京(現NTT東京)で8年間プレー、46年から駒大監督に就任。35年間でリーグ戦501勝393敗19分け、優勝はリーグ戦22回、大学選手権5回、明治神宮大会4回。DeNAの中畑清、広島の野村謙二郎両監督や新井貴浩、良太(阪神)、梵英心(そよぎえいしん)(広島)、古谷拓哉(千葉ロッテ)、増井浩俊(日本ハム、静岡高出身)ら多くの人材を送り出した。

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