「FNS27時間テレビ」村上信五

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「自然と引き込まれる」今年のテーマは「食」

 昨年の放送から、大半を収録に切り替えた「FNS27時間テレビ」。年に1度の長丁場の番組で、今年も総合司会のビートたけしを支える「キャプテン」として番組に臨む。

 「去年は手探りでしかなかったですからね。考えても仕方ないから、できることを精いっぱいやろうと。今年は去年の土台があった分、非常にやりやすくもありました」

 収録の最終盤を迎えた段階で、手応えを感じたように、今年の番組での自らの“働きぶり”を評した。

 〈にほん人は何を食べてきたのか?〉をサブタイトルとする今年のテーマは「食」で、「自然と引き込まれるテーマ」と受け取った。高級食材やアレンジ料理、それに“チョイ足し”といった手法などの身近な部分から、日本人が時代ごとに食べていた食材、料理、献立、さらに歴史の中で消えていった品種などまでを多彩に取り上げる。たけしが食レポに挑む“レア”なシーンもある。

 「明治時代から考えると、食の質は上がっている。今、僕らが日常食べているものが、どれだけぜいたく品なのか、と。先人に対する感謝が非常に深くなりましたね」と話す。さまざまな視点や角度から食を掘り下げてくれる27時間となりそうだ。

 今回は落語にも挑戦。千原ジュニアとロケで得た題材をもとにした創作落語に挑んだが、「客席に“ビート”がいることが一番の問題だった」とたけしを前にした落語披露に苦しんだ。今年4月に同様の番組企画で、所属事務所の後輩、加藤シゲアキが落語に挑戦。「後輩がやったのにノーとは言えないでしょ」と、後戻りはできなかった。「落語は非常に奥深いし楽しいものでしたが、“ビート”の前でやるもんじゃないですね」と苦笑し、番組の収録が全て終わるまで自分の落語のチェックはしないという。「それを見てやきもきした思いを持ったまま、他の収録をするのはイヤですから」

 さまざまな番組のパーソナリティーをこなすが、常に自然体。「ご一緒する人が楽しんでもらえれば」というのが信条だ。その意味では、今回のたけしとのコンビネーションも見もの。「本当にひどいときには『ジジイ!』とツッコミましたよ」と笑う。2人の呼吸を見るのが楽しみのひとつとなりそうだ。(文化部 兼松康)

 ●フジテレビ系 9月8日午前6時半から

 村上信五(むらかみ・しんご) 昭和57年生まれ。大阪府出身。所属事務所のオーディションに合格後、バラエティー番組やドラマなどへ出演。アイドルグループ「関ジャニ∞」のメンバーとして、平成16年にシングル「浪花いろは節」でCDデビューした。単独では「月曜から夜ふかし」「村上マヨネーズのツッコませて頂きます!」、ラジオ「村上信五くんと経済クン」など幅広い番組のMCを務める。