【高校野球通信】金足農フィーバー続く 都内の「秋田アンテナショップ」でフェア 「金農パン」の全国販売望む声も - 産経ニュース

【高校野球通信】金足農フィーバー続く 都内の「秋田アンテナショップ」でフェア 「金農パン」の全国販売望む声も

8月22日午後、準優勝の盾を手に秋田市の金足農高校に帰ったナイン。先頭から二人目は吉田輝星選手(酒巻俊介撮影)
東京都港区にある秋田県のアンテナショップでは、金足農の準優勝をたたえ、「応援をありがとう」と書かれたポスターが貼られた
8月22日午後、秋田市内の金足農高校に凱旋し、報道陣の取材に応じる吉田輝星投手(酒巻俊介撮影)
金足農の準優勝で東京都港区にある秋田県のアンテナショップでは、試合終了後に地酒が振る舞われた
東京都港区にある秋田県のアンテナショップでは、金足農の準優勝をたたえて「金農ありがとう!」と掲げられた
 第100回全国高校野球選手権大会は、秋田県勢として103年ぶりの決勝に進出した金足農に注目が集まった。惜しくも優勝はならなかったが、東京都内にある秋田県のアンテナショップでは、応援感謝フェアが開始されるなど、“金農フィーバー”は冷める気配がない。
 東京都港区の秋田県アンテナショップ「あきた美彩館」では8月31日まで、ダイニングスペースのメニューを5%引きしている。金足農は地元で「かなのう」の略称で親しまれており、店内には「金農ありがとう」との文字が掲げられた。
 大会期間中は夏休みということもあり、普段よりも多くの客が訪れ、「応援しています」「頑張ってね」と声ががかかったという。同館の兼子友美店長は「自分たちのためだけではなく、秋田県、農業のためにと頑張っていた姿が愛されたのだと思う。選手たちに『お疲れさま』と言いたい」と大健闘をたたえた。
 東京都千代田区の「秋田ふるさと館」では、24日までの期間、全商品が5%引きとなった。試合終了後からソフトクリームを100円で販売したところ、一時品切れになるなど大盛況になったという。
 都内の秋田県関連の居酒屋には、地元出身の客らが大勢、集まっている。店内では、名物「なまはげ」姿の店員が客に地元酒を振る舞う姿も。一部の飲食店では、単品を大幅値下げしたり、無料にしたりするケースもある。
 金足農の快進撃は、各方面に影響を与えた。日本航空は、秋田県から甲子園に応援しに行くファンのために決勝の21日朝、秋田-大阪(伊丹)の臨時便を運航した。選手らの帰りを秋田空港に出迎えた人々は1000人超に膨れあがった。その様子はテレビ番組でも生中継された。
 農業専門紙の日本農業新聞は試合後に準優勝の号外(PDF版)を発行し、翌22日付の紙面でも1面トップで報じた。担当記者はふだん野球原稿の執筆とは縁遠く、野球の知識を短期間で吸収、健筆を振るったという。
 一方、秋田市出身の女優、佐々木希さんは写真共有アプリ「インスタグラム」に方言をまじえて投稿。「しったげ、かっこよがった!! まんず、ゆっくり、休んでけれな」(とてもかっこよかった。何はともあれ、ゆっくり休んでくださいね)とねぎらった。他にも多くの秋田出身芸能人がSNSで発信した。
 大手コンビニエンスストア「ローソン」は23日から、金足農の生徒たちと共同開発した「金農パンケーキ」の再販売を開始。秋田県内の191店舗限定だが、このニュースは全国のテレビやラジオでも報道され、東京都内で購入を望む人も少なからずいる。“カナノウ・フィーバー”が続けば、全国での販売もあるかもしれない?!