「目的」と「目標」を見極めよう

プロが指南 就活の極意
企業の面接に臨む学生。受け付けでは、スマートフォンやタブレット端末で2次元バーコード「QRコード」をかざすなど、IT化が進む=6月1日、東京都新宿区(宮崎瑞穂撮影)

 就職活動では「目的」と「目標」を混同している学生が多いです。本来であれば、一流企業の内定を取るための全ての行動が「目標」となるはずですが、内定を取ることが「目的」となってしまう学生が多いです。「目的」と「目標」を混同しなければ、内定を獲得する確率は高まると断言しても良いでしょう。事実、目的と目標が混同してしまう学生は、「なぜ〇〇な会社に入りたいのか」理由が答えられないケースが多いです。いつのまにか目標が目的となってしまうことがあるので注意して就活に取り組んでほしいと思います。

 では、そもそも目的と目標はどういう意味なのでしょうか。似ているようで別の意味になりますので注意しましょう。

 目的は最終的に達成したいゴールです。これに対し、目標は目的にたどり着くために目指すものです。つまり、目的が最終的に目指すもので、目標はその過程で目指すものになります。目的は一つだけですが、目標は一つの目的を達成するために複数あることもあります。

 たとえば、ある企業の目的は「多くの人を豊かに笑顔にしたい」だったとします。一方、目標は、「〇年以内に利益を5%増加させる」だったとします。この目標を達成すれば目的を達成できたといえるのでしょうか。そうとはいえませんね。他の目標を達成しないといけないことになります。これで、目的と目標の違いは分かっていただけたと思います。

 これを就活に置き換えると、多くの学生が重視する企業選びは目的ではなく目標になります。つまり、ある目的を達成する手段として「目標となる企業選び」があるのです。面接で深掘りされても目的がある学生はすんなり答えることができるのですが、目的がない学生は答えに詰まってしまうか企業の情報を説明しているだけの魅力さに欠ける学生になってしまうのです。

 選考では「入社してやりたいことは何ですか」という質問があります。「営業がやりたい」「企画がやりたい」と答える学生が多いですが、目的がある学生は志望動機の内容と一貫した答え方になることがほとんどです。しかし、目的がない学生は質問に対して回答しているのですが、一つ一つ質問に答えているだけの面接になってしまい、一貫性がなく、どんな学生か理解してもらえないことが多いのです。

 就活をしている学生の皆さんは、目的が何なのかを見極め、それを軸に質問に対し答えるようにしてほしいと思います。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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