「仲間」をつくるメリット

プロが指南 就活の極意
合同企業説明会の会場で、資料を丹念に調べるリクルートスーツの学生ら=3月1日、大阪市住之江のインテックス大阪(前川純一郎撮影)

 就職活動は孤独との戦いです。友人とも就活について話すことはあるかもしれませんが、内定を獲得する前にライバルになる可能性がある人に企業の選考情報を提供してくれる学生は多くはありません。そもそも普段一緒にいる友人も就活が初めてのため、詳しい知識を持っていないことがほとんどです。また、親世代の就活は現在の就活とスタイルが異なるため、どのようにやればいいか明確な答えを教えてもらうことができません。以上から、孤独に就活する学生が増えているのが現状です。受験のように自分の現在値を知ることができないのが就活です。だからこそ、一人での就活はお勧めできません。そこで今回は、就活仲間を作ることの重要性を考えていきます。

心の安定剤となる

 就活は「受かった」「落ちた」の結果が繰り返し突きつけられます。これまでの受験勉強は、個人差はありますが、頑張れば点数を上げることができたと思います。しかし、就活はそうはいきません。エントリーシートやグループディスカッション、面接においては企業ごとに評価基準が異なり、その結果も共通項目で表すことのできないものです。手応えがあっても落ちることもありますし、その逆も存在します。実際、内定塾の塾生も超がつくほどの難関企業から内定を獲得しても、全ての企業から内定を獲得することはできないことがほとんどです。

 「点数」で明確に表せない経験は人生初という人が多いため、学生にとって精神的負担になりやすいです。不安な気持ちが強くなり、その気持ちが就活内容に影響して、悪循環を生んでしまいます。「書類選考が通過しない」「面接がうまくいかない」「なんかもやもやする」…。

 こんな気持ちを誰かに話すことですっきりします。すぐに悩みが解決するわけではありませんが、前向きな気持ちで就活に臨める一因となるはずです。

自分が知らない情報が入手できる

 当たり前の話ですが、1日は24時間しかありません。しかし、就活の時間は限られており、いくら時間があっても足りません。説明会や書類作成、選考などやることが多い状況では全ての情報を得ることは難しいです。そのような状況で、もし就活情報を共有できる仲間がいたらどうなるでしょうか? 参加できなかった説明会の話が聞けたり、面接で質問された内容を聞けたりとメリットばかりです。限られた時間だからこそ、1人で活動するのではなく多くの人を巻き込むことで得られる情報量が変わってきます。

刺激剤となる

 仲間からの影響は絶大です。今年も多くの就活生の声を聞いてきましたが、私もその大きさを実感しています。一人で自らを奮い立たせることができる学生もいますが、多くの場合は自分ではなく他人から行動するきっかけを受けていることが多いです。実際にあった話をご紹介します。

 ある就活生が内定塾のセミナーに参加してくれました。7月ごろに出会ったのですが「就活の準備を始めていますか」と聞いたところ、「周りの友人がまだ始めていないので、私もまだ先でいいと思っています。ただ親がセミナーに参加してみろと言っていたので…」といった回答がきました。

 それでも、セミナー参加後のアンケートでは「意識の高い学生と接したことで危機感を持つことができました。早速、就活の準備を始めたいと思います」といった内容でした。意識の高い環境にいることで、「自分も負けていられない」「もっと頑張ろう」という気持ちも芽生えた例です。

 皆さんには何人の就活仲間がいるでしょうか。友人を思い浮かべるかと思いますが、それ以外の人も就活仲間に該当します。親や大学の先生、先輩、後輩も該当します。1人でも多くの就活仲間を作り、後悔なく納得できる就活をしてもらいです。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

 ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります! 新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が、就活事情の最前線をご紹介します。

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