【TVクリップ】「高嶺の花」峯田和伸 - 産経ニュース

【TVクリップ】「高嶺の花」峯田和伸

日本テレビのドラマ「高嶺の花」に出演している峯田和伸(飯田英男撮影)
日本テレのドラマ「高嶺の花」に出演している峯田和伸(飯田英男撮影)
「自分でも興味のわく人物」演じる
 石原さとみ演じる、“超”のつくお嬢さま、月島ももと、まさかの恋に落ちる平凡な自転車店店主・風間直人を演じる。
 「最初は優しい男と思っていたんですが、新しい台本をもらうたびに印象が変わって。つかみどころのないミステリアスな役ですよね」
 自身の役をそう評する。「不気味さもある。哲学者のような達観した部分もあるし、いろんな出来事が過去にあったんじゃないかな。そこもはっきり明かされていないので、自分でもすごく興味のわく人物です」
 共演者の中でも、特に絡みが多い石原については、「普段の石原さんともものオン・オフが分からないほど常に明朗快活。脚本の野島(伸司)さんがあて書きをしたんじゃないかと思うぐらい」という。逆に自身は「一人で殻を作って、ほっといてくださいという感じなので、役と重なって演じやすい」と話す。
 野島の作品は中高生の頃に「101回目のプロポーズ」「高校教師」「人間・失格」「未成年」などを見ていたといい、「多感な時期にああいうドラマを見られて、恵まれていたなと思う。キッツいのを書くなあというイメージはありましたが」と話すが、「表面上は過激でも、ジワッとくるものを入れてくるところが好きだった」と明かす。今回、その野島の作品に「自分が存在することをかみ締めながら(脚本を)読んでいた」。ミュージシャンの目で分析すると、脚本は「野島さんのメロディーになっている。それがうれしい。今回の作品は野島さんらしい、ど真ん中で攻めてきたストレート」とほほ笑む。
 全責任を自らが負う代わりに主導権を持てる音楽とは違い、「芝居は責任を負わなくていいのでのびのびできる。でもモノを作る人の現場を見て刺激ももらえる」といい、そうした刺激を曲作りにも生かす。昨年はNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」に出演しながら、3枚のシングルを発売。確かに芝居が音楽への原動力のひとつにもなったようだ。
 石原に罵倒されるシーンなど、間近で演技をしていて、「せりふと一緒に声とその波動がビビッと伝わってくるのが肌で分かる。すごい画面になっていると思います」と話す。2人の関係性の変化とともに、画面から伝わる雰囲気が今後、どう変わるのか楽しみだ。(文化部 兼松康)
 ●日本テレビ系 毎週水曜日午後10時
 みねた・かずのぶ 昭和52年生まれ。山形県出身。平成15年に「銀杏BOYZ(ぎんなん・ぼーいず)」(当初はソロ名義、その後はバンド)を結成。21年に映画「色即ぜねれいしょん」に出演し、22年の映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」で主演。同映画の主題歌も「銀杏BOYZ」で担当した。29年、NHKの朝の連続テレビ小説「ひよっこ」に小祝宗男(こいわい・むねお)役で出演した。今回のドラマが民放連ドラ初レギュラー。